
「フッ素は子どものむし歯予防に使うもの」というイメージはありませんか?
実は、フッ素は大人のむし歯予防にも大切です!
年齢を重ねると、歯ぐきが下がって歯の根元が露出したり、詰め物や被せ物の周りに汚れがたまりやすくなったりして、子どもの頃とは違った場所にむし歯ができることがあります
今回は、大人にもフッ素が必要な理由と、毎日のケアに上手に取り入れる方法をご紹介します✨

❔フッ素はどんな働きをするの❔
歯の表面では、食事のたびに歯の成分が溶け出す「脱灰」と、唾液の働きで元に戻ろうとする「再石灰化」が繰り返されています
フッ素には、この再石灰化を助け、歯を酸に溶けにくくする働きがあります
また、むし歯の原因菌が酸をつくる働きを弱める作用もあり、むし歯の発生や進行を防ぐために役立ちます
つまりフッ素は、子どもの歯だけではなく、今ある大人の歯を守るためにも活用できるのです✨
⚡️大人こそ注意したい『根元のむし歯』について⚡️

大人になると、歯周病や加齢などによって歯ぐきが下がり、歯の根元が見えてくることがあります
この部分にできるむし歯を『根面う蝕(こんめんうしょく)』といいます

歯の根元は、歯の表面を覆っているエナメル質よりも酸の影響を受けやすいため、注意が必要です⚠️
「これまであまりむし歯にならなかったから大丈夫」と思っていても、年齢とともにむし歯になりやすい場所やリスクは変化します
特に、歯ぐきが下がってきた方、お口が乾きやすい方、詰め物や被せ物が多い方は、毎日のむし歯予防を見直してみましょう💡
❔大人はどのくらいのフッ素を使えばいいの❔
現在、日本の4学会では、6歳以上の成人・高齢者には1400〜1500ppmFのフッ素配合歯みがき剤を使用することが推奨されています
(『日本4学会』とは、日本口腔衛生学会・日本小児歯科学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会のことです)
フッ素の使用量の目安は、歯ブラシ全体に1.5〜2cm程度です

毎日の歯磨きは、できるだけ毎食後に行うことをおすすめします
その際、フッ化物配合歯磨き剤を適量使用し、特に就寝前の歯磨きは丁寧に行いましょう
歯磨き後は歯磨き剤を軽く吐き出し、うがいの際は少量の水で1回程度にします
何度もたっぷりの水ですすがず、フッ素がお口の中に残るようにすることが、むし歯予防のポイントです🦷
歯みがき剤を選ぶときは、パッケージに『1450ppmF』などの表示があるか確認してみるのもおすすめです💡
⚠️フッ素だけでむし歯を防げるわけではありません⚠️
フッ素はむし歯予防に役立ちますが、「フッ素入りの歯みがき剤を使っていれば大丈夫」というわけではありません!
歯と歯の間には歯ブラシだけでは汚れが残りやすいため、デンタルフロスや歯間ブラシも取り入れましょう

また、甘いものや飲み物を長時間だらだら摂る習慣を見直すことも大切です
さらに、初期のむし歯は自覚症状がないこともあります
定期的に歯科医院でチェックを受けることが、歯を長く守ることにつながります🌱
大人になってからもフッ素を上手に取り入れましょう🌟
フッ素は子どもだけのものではありません
大人や高齢者にとっても、毎日のむし歯予防を支えてくれる大切なものです
以前のブログ、
『フッ素って何?』では、フッ素の基本的な働きについて詳しくご紹介しています
また、
こちらのブログでは、年齢に応じたフッ化物配合歯みがき剤の濃度や使用量についてご紹介しています
さらに、歯みがき剤選びについては
こちらのブログもぜひ参考にしてみてください
「どんな歯みがき剤を選べばいいの?」「自分にはどんなケアが合っている?」と迷ったときは、ぜひ気軽にご相談ください♪
お口の状態に合わせて、毎日続けやすいむし歯予防を一緒に考えていきましょう!
今回も最後までご覧いただきありがとうございました!
また次回のブログもお楽しみに♪
インスタグラムでも様々な情報を公開しております📷✨


さくらデンタルクリニック 院長
医療法人社団さくらデンタルクリニック 理事長
■専門領域
歯周病治療、インプラント治療
■略歴
岡山大学歯学部を卒業し、同大学口腔外科学第二講座にて臨床と研究に携わる。地域医療の現場で綾上歯科診療所院長として診療体制を整え、岡山大学で歯学博士を取得。医療法人社団綾上歯科診療所理事長として組織運営にあたり、のちにさくらデンタルクリニックを開設。JIADS講師として研鑽と教育に取り組み、東京歯科大学客員講師、東京医科歯科大学非常勤講師として学術ネットワークを広げる。現在、医療法人社団さくらデンタルクリニック理事長・院長として診療と後進育成に注力。
■資格、所属学会
日本歯周病学会 歯周病専門医・指導医、日本口腔インプラント学会 専門医・指導医,日本臨床歯周病学会 認定医・指導医 歯周インプラント認定医・指導医、AAP(アメリカ 歯周病学会)会員、日本歯科審美学会 会員、Osseointegration Study Club of Japan 副会長、TDSC(中四国JIADS)主宰 JIADS Study Club of Osaka、咬合療法研究会
■近年の主な著作・掲載
Journal of the American Dental Association(JADA)、日本歯科評論、日本口腔インプラント学会誌、The JOURNAL of JIADS CLUB 掲載、『OJのスペシャリストたちがおくるインプラント基本のき』ほか。
■患者様へのメッセージ
一人ひとりの口腔内と生活背景をもとに、最良の治療選択を患者さんと相談したうえで決定する方針です。利点・欠点や治療後の見通し,費用など丁寧に説明し、納得のうえで治療を進める体制にしています。歯周病治療・インプラント治療・矯正・審美歯科治療を総合し、機能性と審美性の両立を図るために包括的な治療をおこなっています。難度の高い症例にも対応できる経験を備え、歯科用CTやかマイクロスコープ,各種デジタル機器などの設備を活用した精密な治療を実践しています長期に安定し,できるだけ再治療が少ない治療計画を立案し、治療後はメインテナンスをしっかり行うことに重点をおいています。安全性を軸に、高品質な材料と適切な術式を選択し、安心して通院できる環境づくりに努めています。