
みなさんこんにちは!
6月に入りいよいよ夏が感じられますね🎐
暑い日が続いていますが体調等は大丈夫でしょうか?
緊急事態宣言も解除されたことですし、ほど良くリフレッシュしてくださいね✨
さて、今回の内容は【親知らず】についてです
親知らずってそもそも何なんでしょうか?

正式名称は『第三大臼歯(智歯:ちし)』と言います
通常、永久歯(大人の歯)は15歳前後で生え揃いますが、親知らずは17歳〜24歳の間に生えます
親知らずという名称は、親に知られることなく生えてくる歯であることが由来だと言われています
❓なぜ親知らずが生えてくるのか❓
親知らずは一般的には、上顎の左右2本と下顎の左右2本の計4本あります
全く生えない人や、4本揃っていない人などがおり、個人差が見られます
親知らずが生えてくる場所が無かったり、また生える方向が通常と異なることから埋伏(歯茎の中で埋まっている状態)していたり、歯茎の中で歯が傾いてしまいきちんと生えてこないことがしばしば見られます

大昔、人間は木の実や生の肉など硬いものが中心の食生活でした
そのため、食べる時はよく噛む必要があり、顎の骨がよく発達していたため、親知らずが生えるスペースが十分ありました
昔の人々にとっては、歯は生きていくために不可欠のものであり、大人になって生えてくる親知らずには大きな意味があったと考えられます
一方、現代の食生活では子供の頃から軟らかいものを食べることが多くなりました
これに伴ってよく噛むという習慣も薄れ、顎が十分に発達しなくなりました
そのことから親知らずが生えるスペースが足りなくなり、きちんと生えなくなるケースが増えてきているそうです
現代に親知らずがもともと生えていない人がいるのは退化現象だとする説がありますが、クロマニョン人や弥生人にも欠損している人はいたという説もありますので、はっきりしたことは分かりません
ともかく現代には親知らずが全く生えない人も増えているのは確かです
親知らずが生えてこない方は、抜歯をしなくて済むのでラッキーだと思いましょう⭐️

◎親知らずと虫歯の関係◎
基本的に親知らずは17歳〜24歳の間に生えるため、25歳を過ぎると親知らずとその隣の歯との間に虫歯ができてしまう確率が高くなってしまうそうです
年齢によってその確率は様々ですが、80%と報告している研究もあります
親知らずは一番奥にあるので、ブラッシングしづらいことが原因です

また、親知らずの周囲の歯肉が炎症を起こしてしまう智歯周囲炎という病気にかかることもあります
これは20歳前後の人に多く見られます
他の年代でも、親知らずが中途半端に生えた状態になっていると起こります
智歯周囲炎が周囲の軟組織や顎骨に広がると顔が腫れたり、口が開きにくくなったりすることがあります
✳︎親知らずを抜いた方がいい理由✳︎
親知らずが生えている人全員が抜歯しなければならないというわけではありません
親知らずが他の歯を無理に押していたり、斜め向きや横向きで生えてきたりしている状態を放置しておくと、知らない間に歯並びが悪くなる可能性があります
また、智歯周囲炎や虫歯になる頻度が高くなる原因となります
親知らずが虫歯になると、その隣の歯も虫歯になってしまい必要な歯も抜歯しなければならなくなってしまいます
これらの場合は抜歯をお勧めします

また、妊娠中の方は歯肉にトラブルが起きやすいため、親知らずがある方は要注意です!
妊娠の時期によっては麻酔を使用する抜歯は避けたほうがいいこともあるので、妊娠を希望している方は早めに抜歯をしておいた方が良いかもしれません
親だけじゃなく、みんなが知らない親知らずの話、楽しんでいただけたでしょうか?
自分に親知らずが生えているのか、どんな生え方をしているのか、少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです✨
気になることがあればいつでもご相談くださいね!
end.

さくらデンタルクリニック 院長
医療法人社団さくらデンタルクリニック 理事長
■専門領域
歯周病治療、インプラント治療
■略歴
岡山大学歯学部を卒業し、同大学口腔外科学第二講座にて臨床と研究に携わる。地域医療の現場で綾上歯科診療所院長として診療体制を整え、岡山大学で歯学博士を取得。医療法人社団綾上歯科診療所理事長として組織運営にあたり、のちにさくらデンタルクリニックを開設。JIADS講師として研鑽と教育に取り組み、東京歯科大学客員講師、東京医科歯科大学非常勤講師として学術ネットワークを広げる。現在、医療法人社団さくらデンタルクリニック理事長・院長として診療と後進育成に注力。
■資格、所属学会
日本歯周病学会 歯周病専門医・指導医、日本口腔インプラント学会 専門医・指導医,日本臨床歯周病学会 認定医・指導医 歯周インプラント認定医・指導医、AAP(アメリカ 歯周病学会)会員、日本歯科審美学会 会員、Osseointegration Study Club of Japan副会長、TDSC(中四国JIADS)主宰 JIADS Study Club of Osaka、咬合療法研究会
■近年の主な著作・掲載
Journal of the American Dental Association(JADA)、日本歯科評論、日本口腔インプラント学会誌、The JOURNAL of JIADS CLUB 掲載、『OJのスペシャリストたちがおくるインプラント基本のき』ほか。
■患者様へのメッセージ
一人ひとりの口腔内と生活背景をもとに、最良の治療選択を患者さんと相談したうえで決定する方針です。利点・欠点や治療後の見通し,費用など丁寧に説明し、納得のうえで治療を進める体制にしています。歯周病治療・インプラント治療・矯正・審美歯科治療を総合し、機能性と審美性の両立を図るために包括的な治療をおこなっています。難度の高い症例にも対応できる経験を備え、歯科用CTやかマイクロスコープ,各種デジタル機器などの設備を活用した精密な治療を実践しています長期に安定し,できるだけ再治療が少ない治療計画を立案し、治療後はメインテナンスをしっかり行うことに重点をおいています。安全性を軸に、高品質な材料と適切な術式を選択し、安心して通院できる環境づくりに努めています。