
みなさんお久しぶりです✨
5月に入り、今年は早くに梅雨入りしましたね
雨とコロナでの自粛が相まってさらに外に出られなくなってしまいますね…
みなさんはおうち時間はどう過ごされているのでしょうか?
有意義な時間を過ごしてくださいね!
今回のお題は、歯周病と妊娠の関係性についてです
みなさん、【妊娠関連(性)歯肉炎】って聞いたことありますか?
初めて耳にする方もいらっしゃるかもしれませんね
妊娠中は歯肉炎になってしまう可能性が高いそうです
これは女性ホルモンが大きく関係します
妊娠中は「エストロゲン」、「プロゲステロン」という2つの女性ホルモンが血液中に多く存在しています
これらのホルモンを、歯周病菌の一部が栄養源にしていることから、菌が増殖してお口の中で活発に活動します
そのため妊娠中は歯周病の初期症状である「歯肉炎」になりやすく、多くの妊婦の方々が妊娠関連(性)歯肉炎にかかっているとも言われています
この2つの女性ホルモンは妊娠中だけでなく、排卵と月経のサイクルにも影響しているため、女性は歯肉炎になりやすいと言われています
もともと歯肉炎だった方が、妊娠してさらに悪化してしまうケースも珍しくはありません

妊娠中の女性が歯周病になってしまっている場合、早期低体重児出産のリスクが7倍も高くなってしまいます
(早期低体重児出産とは、妊娠37週未満で2,500g以下の新生児を出産してしまう状態を言います)
妊娠が発覚した、あるいは妊活を行っている方はぜひ歯周病の検査をお勧めします
◎妊娠関連(性)歯肉炎の主な症状◎
・歯茎の色が赤くなっている
・歯を磨いた時に出血する
・歯と歯の間にある歯茎が丸く厚みをもって膨らんでいる
・ぶよぶよと腫れている
このような症状が当てはまる場合は、歯肉炎にかかっている可能性が高いです
✳︎妊娠関連(性)歯肉炎の特徴✳︎
妊娠関連(性)歯肉炎は、歯茎の全体が腫れるのではなく部分的に腫れやすいのが特徴です
また、妊娠期間中に急速に症状が進みやすいのも大きな特徴としています
歯茎の腫れがあるときや、「今まで通り普通に歯を磨いているのに血の味がする」と感じた時は、痛みがなくてもぜひ歯科医院を受診してください
⚠️歯肉炎を放置すると⚠️
歯肉炎は悪化すると「歯周炎」という病気に進行します
歯周炎になると、歯茎の炎症がどんどん進んで、歯と歯茎の境目の溝(歯周ポケット)が深くなり、歯を支えている顎の骨(歯槽骨)も溶けて減ってしまいます
歯を支えている顎の骨が溶けてしまうので、最終的には歯がグラグラして抜けてしまうこともあります
またさらに歯周病が進行すると、腫れた歯茎の毛細血管を通じて歯周病菌が全身に流れていきます
そして脳梗塞や心筋梗塞になりやすくなったり、糖尿病が悪化するなど、全身へさまざまな影響を与える可能性があります
妊娠関連(性)歯肉炎の症状自体は、歯茎が腫れたり出血しやすくなるだけで、歯槽骨が溶けるまで悪化することはありません
しかし、そのまま放置しておくと悪化して歯周病が進行してしまうので、定期的に健診を受けて早めの治療やケアを受けることが大切です
歯肉炎にならないために、まずは予防しましょう!
💡歯肉炎の予防方法💡
妊娠関連(性)歯肉炎のそもそもの原因である女性ホルモンの分泌は、自分の力で抑えることはできませんよね…
お口の中を清潔に保つことが一番の予防・治療法になります!
①毎日のセルフケア

毎日、できるだけ丁寧にブラッシングすることが大切です
つわりがひどい場合はできる範囲で構いませんので、体調が良い時に行いましょう
歯茎が腫れている部分は出血しやすいので、「触らない方がいいのかな」とブラッシングを避けてしまう方も多いと思います
しかし、ブラッシングを避けてしまうとさらに進行してしまいます
出血は気にせず、軽い力でいつも通りに磨いてください
②歯科医院でのプロフェッショナルケア

自分で毎日しっかりケアしていても、どうしても歯ブラシが届かない部分があり、磨き残しができてしまいます
歯科医院で定期的に歯垢(プラーク)や歯石などの汚れを除去してもらいましょう
一人一人に合わせた効果的なブラッシングのアドバイスも受けられます
出産後は、育児で忙しく受診が困難になり、歯肉炎があると悪化しやすくなってしまいます
ぜひ今のうちに受診して、口内環境を整えておきましょう!
妊娠中は体調も不安定で気分が落ち込んでしまうこともあると思います
トラブルを避けるためにも、日々のケアが大切だということが分かりましたね
歯のトラブルは全身に関わってくるので、しっかりケアしたいところです
元気な赤ちゃんを産むためにも、まずはご自身の健康を第一に考えましょう!
その他詳しい情報等はこちらのページをご参照ください
気になることやご質問等、いつでも受け付けております!
さくらデンタルクリニックまで、気軽にご連絡ください♪
最後までお読みいただきありがとうございました!
次回のブログもお楽しみに☆
end.

さくらデンタルクリニック 院長
医療法人社団さくらデンタルクリニック 理事長
■専門領域
歯周病治療、インプラント治療
■略歴
岡山大学歯学部を卒業し、同大学口腔外科学第二講座にて臨床と研究に携わる。地域医療の現場で綾上歯科診療所院長として診療体制を整え、岡山大学で歯学博士を取得。医療法人社団綾上歯科診療所理事長として組織運営にあたり、のちにさくらデンタルクリニックを開設。JIADS講師として研鑽と教育に取り組み、東京歯科大学客員講師、東京医科歯科大学非常勤講師として学術ネットワークを広げる。現在、医療法人社団さくらデンタルクリニック理事長・院長として診療と後進育成に注力。
■資格、所属学会
日本歯周病学会 歯周病専門医・指導医、日本口腔インプラント学会 専門医・指導医,日本臨床歯周病学会 認定医・指導医 歯周インプラント認定医・指導医、AAP(アメリカ 歯周病学会)会員、日本歯科審美学会 会員、Osseointegration Study Club of Japan副会長、TDSC(中四国JIADS)主宰 JIADS Study Club of Osaka、咬合療法研究会
■近年の主な著作・掲載
Journal of the American Dental Association(JADA)、日本歯科評論、日本口腔インプラント学会誌、The JOURNAL of JIADS CLUB 掲載、『OJのスペシャリストたちがおくるインプラント基本のき』ほか。
■患者様へのメッセージ
一人ひとりの口腔内と生活背景をもとに、最良の治療選択を患者さんと相談したうえで決定する方針です。利点・欠点や治療後の見通し,費用など丁寧に説明し、納得のうえで治療を進める体制にしています。歯周病治療・インプラント治療・矯正・審美歯科治療を総合し、機能性と審美性の両立を図るために包括的な治療をおこなっています。難度の高い症例にも対応できる経験を備え、歯科用CTやかマイクロスコープ,各種デジタル機器などの設備を活用した精密な治療を実践しています長期に安定し,できるだけ再治療が少ない治療計画を立案し、治療後はメインテナンスをしっかり行うことに重点をおいています。安全性を軸に、高品質な材料と適切な術式を選択し、安心して通院できる環境づくりに努めています。