みなさんこんにちは✨
最近は日中の最高気温が30℃を超えていますね
6月なのにもう夏バテをしてしまいそうです
冷たいものが欲しくなりますが、内臓を冷やさないよう気をつけましょうね💡
今回は、歯科健診についてお話ししていきます🦷
みなさんは「国民皆歯科健診」という言葉をご存知ですか?
これは、全ての国民が生涯を通じて歯科健診を受ける仕組みのことで、実現に向けて政府が具体的な検討を始めているそうです
現在の日本の歯科健診では、1歳半と3歳、そして高校までの学校に通う子供が受診義務の対象とされていますが、大学生や社会人は対象になっていません
これを、年齢を問わず1年に1回、歯科健診の受診を義務付け、歯の健康を守っていこう!というものです
この背景には、1人あたりの生涯医療費を抑えるという狙いがあります
歯科医師会の調査で、定期的な歯科健診を全く受けていない方と年に3回以上の定期健診を受けている方では医科の年間医療費が9万円少ないことが分かりました(2014年)
回数も1回よりも3回の方が医療費が少なくなっています
また、厚生労働省の調査によると過去1年間に歯科健診を受けた人の割合は2016年度に53%だったそうです
当院に初めて来られる患者様の中でも、「5年くらい行っていない」、「歯が痛くならないと行かない」という声がありました
歯科医院へは健診という形ではなく、治療し行くという方が多いようです
歯科健診を受けることによって歯周病も防ぐことができますし、むし歯も初期の段階で発見し早期治療ができるため、ご自身の歯を削るリスクも下がります
⚠️歯を失う大きな原因の一つが歯周病です⚠️
日本人では、30歳以上の約80%が歯周病にかかっているとされています
歯周病菌の感染によって歯周組織の炎症が進行し、お口の中のネバつき、ブラッシング時の出血、口臭、歯肉の腫れ、歯肉の痛みなどの症状が現れます
進行すれば、最悪の場合歯が抜け落ちることもあります
また、歯周病は誤嚥性肺炎や動脈硬化、心臓病、脳卒中、関節リウマチ、糖尿病、早産、アルツハイマー病など、様々な病気と関連することが最近の研究で分かっています
私たちのお口の中には約400~700種類の細菌がいます
これらの細菌は、普段はあまり悪さをしませんが、ブラッシングが充分にできていなかったり、砂糖を過剰に摂取することによりネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます
これを歯垢(プラーク)といい、粘着性が強くうがいをした程度では落ちません
この歯垢1mgの中には約10億個の細菌が住みついていると言われ、むし歯や歯周病を引き起こします
その中でも歯周病を引き起こす細菌が多く存在していると言われています
この歯垢の中の細菌によって歯肉が炎症を起こし、やがては歯を支えている骨を溶かしていくことで、最終的には歯を失う原因となります
歯垢は取り除かなければ硬くなり、歯石と言われる物質に変化し歯の表面に強固に付着します
歯石はブラッシングだけでは取り除くことができません
この歯石の中や周囲に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続けていきます
この歯垢の中の細菌が出す毒素によって、歯肉に炎症が起き歯周病を引き起こします
しかし、痛みなどの自覚症状がないことが多く、気づいた時には手遅れになっていることが多いと言われています
手遅れにならないためにも、歯科健診を定期的に受診しましょう!
さらに、日本人は欧米と比べて歯の健康への意識が低いというデータがあります
詳しくはこちらのブログをご覧ください
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歯科健診の大切さについてお話しさせていただきました
皆様の歯科への考え方が少しでも良い方向に変わりましたら幸いです🌱¥
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今回も最後までご覧いただきありがとうござました
また次回のブログもお楽しみに♪