さくらデンタルクリニック 歯周病・インプラント専門サイト

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岡山市 歯科 さくらデンタルクリニック|インプラント,審美歯科,歯周病,矯正,歯列矯正

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【chapter 1】 歯と全身の健康について

予防中心型の歯科医療が大切です。

日本では、痛くなったときだけ歯科医院を受診していました。しかしその結果、残念なことに80歳で平均8本しか自分の歯が残っていません。総入れ歯の人の割合は30%もいます。
一方で、歯の先進国北欧では最低3ヶ月に一度、歯の定期的な検診を行っています。その結果、80歳で25本自分の歯が残っていて、入れ歯の人の割合はたった1.7%です。

予防中心型の歯科医療を実践すれば、高齢になってもより多くの自分の歯が保てます。このことによっておいしく食事ができ、楽しい会話やすてきな笑顔が保てます。そして、生涯にわたって健康で豊かな生活が送れます。

全身の健康のためにも自分自身の歯があること、特にしっかりかめるということが大切です。

O市の80歳以上の人の調査では、歯がたくさんある人ほど、また、歯が少ない人でも入れ歯を使っている人の方が健康で自立した生活が送れています。
例えば、自分の歯が9本以下で入れ歯を入れてない人が自分で歩ける割合は約40パーセント程度。これに対し、自分の歯が20本以上の人の約90パーセントが自分で歩くことができ、しかもその約80パーセントの人が仕事をしています。
同じデータの3年後の結果もショッキングです。
自分の歯が9本以下で、入れ歯を入れてない人は全員が入院か死亡。一方、20本以上自分の歯がある人は、ほとんどの人が変わりのない生活をしています。

歯の健康と全身の病気に対する医療費も密接に関係しています。

自分の歯の本数が少ない人ほど、1ヶ月にかかる全身の病気に対する医療費が多くなります。
また、歯周病の程度と全身の病気に対する医療費も関係があり、歯周病が重症になるほど医療費が多くかかります。特に歯が1本もない人は歯周病のない人の約2倍の医療費がかかっています。
このように歯は、全身の健康に密接に関係しています。生涯にわたって自分の歯の健康を十分に考え、しっかりかめるということは、健康で豊かな生活をおくる上でとっても大切なことなのです。
さくらデンタルクリニックでは、生涯にわたってお口の健康を維持するための予防中心型の歯科医療に取り組んでいます。

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【chapter 2】 虫歯について

虫歯の原因

虫歯の原因は、ミュータンス菌という虫歯菌です。ミュータンス菌は、歯の表面にこびりついた歯垢(プラーク)に棲みつき、糖分を栄養にして強い酸をつくります。歯の表面のエナメル質は、酸に弱く、酸によって溶けていきます。一方で、唾液が歯を元通りにしようと働きますが、それ以上に酸の量が多く、濃くなればエナメル質を溶かし、その部分に孔をあけます。こうして虫歯になります。

虫歯の予防法 虫歯の予防には、以下の対策が効果的です。

1.毎日の正しいブラッシングやフロスで歯垢を取り除きます。
子供さんの場合は、お母さんの協力が大切です。セルフケアで不十分なところは、歯科医院で対応します。
2.おやつの管理
糖分をコントロールします。子供の場合、特におやつの管理は十分行います。
 
  • くだもの中心のおやつ
    バナナ・リンゴ・イチゴ・スイカ…
  • 砂糖の量が多く
    粘着性のあるものはだめ!
    あめ・ガム・キャラメル…
  • 代用糖
    (キシリトール)
    利用
  • おやつの回数
    3回以上→虫歯が多い
    2回以下→虫歯が少ない
  • 時間は規則正しく
    夕食後は砂糖の入っているものは絶対にあげない。
  • 組み合わせ
    甘いものを食べるときは
    お茶・水・牛乳などと組み合わせましょう
3.フッ素
フッ素による予防。歯科医院での定期的なフッ素塗布、フッ素入り歯磨剤の利用、フッ素洗口など。
4.キシリトール
ミュータンス菌の数を減らし、歯垢を作りにくくするキシリトールを効果的に摂取します。
5.シーラント
極初期の虫歯や、虫歯になりやすい奥歯のかみ合わせの溝の部分に、フッ素を含んだ合成樹脂でコーティングします。
  • before
  • after

虫歯治療の流れ

根管治療について

虫歯が進行して、神経に到達すると強い痛みを覚えることが多くなります。その場合、神経を取る治療が必要になります。神経が入っている管(これを根管といいます)をきれいに消毒し、薬剤を詰め込んでいきます。時間と根気が必要な治療ですが、歯を保存するためには大変重要な課程です。さくらデンタルクリニックでは、この根管治療にも特に力を入れています。

施術例1

大臼歯の細い根管で根の先まできっちり薬が詰まっています。

施術例2

複雑に曲がった根管でも根の先まできっちり薬を詰めます。

施術例3

歯の根の横側にできたうみの袋に対しても、きっちり薬が詰まっています。

施術例4
  • before
  • after

歯の根の横側にできたうみの袋もきっちり根管治療を行うことによって、約6ヶ月後に完全に消失しています。

施術例5
  • before
  • after

左下の小臼歯の根の先の部分の腫れを訴えて来院しました。
レントゲン上で根の先にうみの袋が認められました。
歯の根の破折も疑われましたが、適切に根管治療を行うと、約6か月でうみの袋が消失しました。

施術例6
  • before
  • after

左下の小臼歯の根の先の部分にうみの袋が認められました。
根の管が2本認められましたが、適切に根管治療を行うと、約6か月でうみの袋がほとんど認められなくなりました。

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【chapter 3】 歯周病について

歯を失う原因。35歳以上では、ほとんどの人が「歯周病」。

成人日本人の約80パーセントが歯周病にかかっており、35歳以上の人の歯を失う原因のほとんどがこの歯周病です。日本人は歯の定期健診を受ける習慣が少なく、また歯周病の初期は自覚症状が少ないため、治療が手遅れになりがちなためです。 また、歯周病は歯を失うだけではなく、心臓血管疾患・糖尿病・低体重児早産などの全身疾患にも影響があります。早期発見・早期治療が重要です。

歯周病の原因と歯周ポケット

歯周病とは、歯垢(プラークすなわち細菌)が歯と歯肉の隙間の歯周ポケットに入り、歯ぐきが炎症を起こし、進行すると歯を支えている骨を溶かしてしまう病気です。正常な歯周ポケットは1~2mm.ですが、歯周組織の炎症や骨の吸収によって4mm.以上に広がります。歯周病になると歯肉が腫れる・出血する・口臭がする等の症状がでて、痛みなどの症状はないまま歯を支えている骨を溶かしていきます。

歯周病の主たる原因は、歯垢すなわち細菌ですが、その他、様々な因子によって、さらに病状は悪化します。 遺伝的な要素が与える影響は大きく、とくに、特定の遺伝子に異常がある人は、若い時から重度の歯周病を発症することがあるといわれています。 また、喫煙は、歯周病を憎悪させる原因となりますし、治療に対しても、再生療法の成功率がおちるなど、悪影響を与えます。 過去の不適切な歯科治療によって不適合な修復物を装着していると、清掃不良となり、歯周病を憎悪させる原因となります。 はぎしりや歯列不正は、歯に対して適切な咬合力が加わらない結果、歯周病を二次的に憎悪させる原因となります。 糖尿病や腎疾患などの全身疾患やある種の薬物、また、ストレスなども歯周病を悪化させる原因となります。 このように、歯周病は複雑な要因によって発症している場合が多く、その治療は、原因を見つけ、それを排除することによって可能となります。

歯周病の治療について

歯周病の治療で最も大切なのは『患者さん自身による正しいハミガキ』です。患者さんのがんばりしだいで症状は良くなったり、悪くなったりします。患者さんと歯科医師・衛生士が連携して治療を進めていきます。その上で徹底した歯石除去を行います。そして、個々の患者様にあった治療計画を作成します。その結果、症状に応じて骨の再生治療を行ったり、歯周ポケットの除去療法や歯肉の移植処置などを行います。

歯周病治療の流れ

治療後のケアについて

アフターケアが最も重要です。ご家庭でのブラッシング(ホームケア)と継続した定期健診および歯科衛生士によるクリーニング(プロフェッショナルケア)で健康な歯と歯ぐきを維持します。

  • 定期健診(1~4ヶ月ごと)
  • 虫歯や歯周病のチェック
  • はみがきの説明
  • ◎虫歯や歯周病のチェック
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【chapter 4】 歯の欠損について

虫歯や歯周病などのために、不幸にして歯を失った場合、そのまま放置してはいけません。そのまま放置すると、隣の歯が移動したり、傾いたり、また、かみ合わせの相手の歯が伸びてきたりします。さらに、歯が移動したことで、移動した歯に虫歯をつくったり、歯周病を発症させたりします。噛む力も減少して、片側がみを続けていると、残った歯にも負担がかかり、つぎつぎと歯を失う原因になります。

このように、歯の欠損の放置は、歯のかみ合わせをくずす原因となります。片側噛みは、顎関節症の原因になったり、顔面の非対象や姿勢のゆがみ、肩こりなどと関連して、全身の不調へとつながります。放置する時間が長ければ長いほど、治療にかかる時間と費用が多くかかるので、歯を失った場合。いち早く処置を受けなければいけません。
虫歯・歯周病・破折などで歯を失った場合は、主に次の3通りの治療方法があります。

  1. インプラント
  2. ブリッジ
  3. いわゆる入れ歯

さくらデンタルクリニックでは、それぞれの治療方法のメリット・デメリットをご説明の上、最も適切な治療方法をご提案します。

インプラント

固定式で違和感がなくしっかり噛める。入れ歯の中でも理想的な治療方法です。

利点
  • 固定式なので違和感がない
  • ブリッジのように隣の歯をけずる必要がない
  • 入れ歯と比べて固定式なのでしっかり噛める
  • 入れ歯のように欠損の隣の歯にバネをかけないので自分の歯に負担がなく長持ちする
欠点
  • 保険がきかないので治療費が高価である。
  • 手術が必要なので糖尿病、心臓病などの重い人は難しい
  • 治療期間が長くかかる
  • ヘビースモーカーの人は成功率が落ちる

ブリッジ

メタルセラミックブリッジの場合

利点
  • 見た目が美しい
  • 変色しない
  • 適合がいい
欠点
  • 保険がきかない
  • 隣の歯をけずる必要がある

硬質レジンブリッジの場合

利点
  • 保険がきく
欠点
  • 隣の歯をけずる必要がある
  • 変色しやすい
  • 破折する危険性が高い
  • 適合がやや劣る

入れ歯

金属床義歯(チタン)の場合

利点
  • 薄くて軽いため違和感が少ない
  • 金属製なのでこわれにくい
  • アレルギーの心配がない
  • 一部保険がきく(総義歯の場合)
欠点
  • インプラントと比べると噛みにくい
  • インプラントと比べると違和感がある
  • 修理が少し困難
  • 負担金がやや高い

レジン床義歯の場合

利点
  • 保険がきく
  • 修理が簡単
欠点
  • こわれやすい
  • プラスティックの破折する危険性が高い
  • プラスチックのため厚く違和感が強い

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【chapter 5】 歯列不正について

歯列不正は、様々な歯の病気の原因となります。

  1. がたがたの歯並びでは、はみがきに時間がかかり、歯垢が十分にとりきれません。このため、むし歯になりやすかったり、歯肉炎や歯周病を起こしやすくなります。
    特に、前歯がしっかり噛んでいないと、奥歯が将来歯周病になりやすかったり、歯の破折をまねいたり、大きく歯を失う原因となります。
  2. かみ合わせが悪いために、十分に噛めなかったり、発音しにくかったりします。
  3. 顎関節症をおこしたり、顔面や姿勢の非対称の原因になったりします。
  4. 人前で大きく笑えないなど、精神的なコンプレックスの原因となります。

東京歯科大学では、東京都の80歳以上の約1,000人のかみ合わせを調査しました。
20本以上の自分の歯が残っている人のかみ合わせを調べた結果、半分以上の人は正常なかみ合わせでした。やや上の歯が出ている人やかみ合わせの深い人も少しいましたが、うけ口の人や、前歯の咬んでいないかみ合わせ(開口)の人は、全くいませんでした。
このことは、うけ口や開口、上の歯が出ている人は、自分の歯をたくさん失い、ほとんどの人が入れ歯になっているということを意味します。 うけ口や開口のまま過ごすことは、生涯にわたって自分の歯を使っていく上では、非常に不利な状態です。

【前歯の咬み合せを横から見たところ】

歯列不正や不正咬合には主に、次のようなものがあります。

  1. そう生(がたがたの歯並び)
  2. 上顎前突(上の歯がでた歯並び)
  3. 下顎前突(うけ口)
  4. 開口(前歯が咬んでいない状態)
  5. 過蓋咬合(かみ合わせが深い状態)

これらの状態がみられたら、適切な年齢で治療を開始することが必要です。

また、舌や唇の動き、誤った飲み込み方などが定着したり、ゆびしゃぶりや爪を噛むくせなど、よくないくせによっても歯並びはわるくなります。
そのような患者さんに対しては、舌や唇の動きや正しい飲み込み方のトレーニングが必要です。
さくらデンタルクリニックでは、矯正専門医(日本矯正歯科学会専門医)とのチームアプローチによって、積極的に歯列不正に対する治療を行っています。

審美歯科もご覧ください。 小児歯科・矯正歯科もご覧ください

また、舌や唇の動きや正しい飲み込み方のトレーニングである筋機能療法も必要な患者さんに対して行っています。

矯正治療の流れ

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